らくさんへインタビュー

――らくさんについては、ツールを作ってるってこと以外は、私はあまり知らないのでまずはその辺からお聞きしたいのですけど、今までMADとかは作られてるんですか?
「MADはまだ作った事ないんです。作ってみたいですけど。」
――えっと、いきなりツールの方から始めたんですか?
「いえ、動画編集自体は、10年ほど前に少しかじってました。」
――あぁ、いわゆるニコマスはやってない、ということなんですね。
「そーですね。」
――何をやられてたか、お聞きしてもいいですか?
「まーといっても、まともなのは一つしかつくってないんですが、実写とCGを混ぜて、5人戦体もののようなものを作りました。」
――なるほど。でも結構技術的に大変ですよね特にそれくらい前であれば。
「そーですね、10年前でしたから、かなり時間とお金もかかりました。」
――そして、アイマスでまた趣味を再開、みたいな感じですか?(笑)
「そんなところです。」
――では、どういった理由で、ダンス切り出しツールの開発から入りだしたんですか?
「とりあえず、みんな一番苦労してそうなところなので。切り出しに使う時間を、他の事に回せたら、もっと作品自体に力を注げるようになるかな、と。」
――自分が使うためよりは、みんなのために開発を始めた、ということでいいんですか?
「ですね。」
――なるほど、それで、ぼんごれPのプラグインを見てもっと違う方法でも実現できそうだな、と思ってツール開発を始めたような感じなんでしょうか?
「ぼんごれPのプラグインは、開発を始めようと決めた直後に知ったんですが、その前に、http://www.nicovideo.jp/watch/sm1303663を見てて、もうちょっと何とかできそうな気がするなぁ、と思ったのがきっかけです。
――あぁ、ひでPのあの動画がきっかけだったんですね。それで別方面でアプローチをしていった、と。
「そうですね。あとコメートさんPのヤツとか何度か見比べながら考えてたら、6つ使えばいいんじゃね?と気づいたので。」
なるほど。
――それでは、あのコマンドが発見された時の正直な感想は?
「多くの曲やユニット、衣装で試せてなかったので、もうちょっとテストしてから公開しようと思ってたのですが『先延ばししなくて良かった』と思いました。先延ばししてたら、ホントに悲劇だったわけで。」
――向こうが先だとしたら、かなり厳しいですねぇ(笑)
「はい。」
――一応、先に出して、テストも始めていただけ、間に合ったみたいな感じだったんですね。
「ですね。」
――そして、ご自身のツールの用途が大分狭くなってしまったわけですがそれについては何か思うところとかはありましたか?
「うーん、そうですねー。残念ですけど、私のツールでもそれなりに時間もHDDも沢山必要になるので、私のツールを使ってもらう事に拘っても仕方ないし……。」
――あくまで、手段の一つなので、時間がかかる部分が省略できるのであればそれに越したことはない、という感じですか?
「はい。」
――ツールの発表の反響とともに、慰めとか合成には使えるみたいなコメントもいっぱいありましたよね。
「ありましたね。」
――その辺について何かご感想をお願いします。
「そういったコメントを沢山頂いたこと自体は、とても嬉しいのですが、合成には使える、といったことについては、まだこれからこのツールをどうして行こうかあまり考えてないので、とりあえず、もうちょっといろんな意見をきいてみたいかな。」
――なるほど。その辺はご意見を募集中ということですね。
「はい。私も自分のブログのTBにあった、アクセの合成はとりあえずやってみたし、BBステージならではの、面白いチャレンジもあるだろうな、とは思ってます。」
――はい、では最後に2つほど。MAD作成者としてのPデビューの予定はありますか?時期とかこんな作品とかを含めて何かあればお答えください。
「今のところ具体的な作品イメージとかもないので、そういう意味でいうと予定はない、ってことになるかな。」
――なるほど。
「何か思いついたら勢いで作るかもしれません。今回のツールもそうですし。」
――フットワークは軽いので、やる気になれば、という感じですかね?
「はい。」
――では、最後に。これを見てくださった方、いろいろ気にかけてくださった方に何か一言あればどうぞ。
「みんさんのすばらしい作品をこれからも見ていきたいので、これからもツール作りに励んでいこうと思います。よろしくお願いします。」
――はい、長々とありがとうございましたー。